original
てるる詩の木工房で一番最初に大きなライアーを作ったのは
この柿の木でした。
丁度工房を始めたころ、
岩山で風雨に耐えてきたこの木と出会いました。
製材をしたとき、あまりの美しさに驚きました。
この木の生き様が木の内側に美しい杢となって表れていたからです。
同じ樹種でもこれほど見事な木に出会ったことはありません。
この木は逆境に負けず、しっかりと根を張り、
キラキラ光る水面のような、燃える炎のような
美しい表情を見せてくれます。
その様は困難に負けず、挑戦していく勇気を私たちに与えてくれました。
在庫分だけの貴重な木です。
柔らかく、包みこんでくれるような音です。
工芸品に用いられる「摺り漆」の技法で
丁寧に仕上げられています。
木の美しさを引き出してくれるのには
漆以上の塗料はありません。
磨き上げられた木肌は手にしっとりとよくなじみます。
*ことのはについて
てるる詩の木工房で最初に生まれた小さな竪琴。
古来『琴』と『言葉』には深い関わりがあり、
歌と共にある楽器です。
一つ一つ木をていねいに彫りながら仕上げていきます。
工芸品の様に美しいこの竪琴は
それぞれの木が持っているピュアな音がします。
※専用木製ケース、L型調弦器付き
沖縄県産柿の木使用・摺り漆仕上げ